原価は安いのだからと値引きを要求する人もいるみたいで、ハンドメイドを販売している人も大変な苦労をされていることだと思います。
では、値引きを要求した人の意見が正しいのか、ハンドメイドを販売している人の意見が正しいのかどちらでしょう。
私は、間違いなくハンドメイドを販売している人の意見が正しいと思っていますが、実際にどれくらいの値段設定が妥当なのかわかりません。
なので、ハンドメイドを売るうえで何を計算に入れるべきなのかを考えて本当に妥当なのかを考えてみます。
値段設定の計算方法を考えてみる
値段設定には、どのような項目が必要かを考えてみます。
1番目に必要なのが原価の価格です。原価の価格より下の値段を付けてしまうと確実に赤字になってしまいます。
2番目に必要なのが時給です。ハンドメイド商品を作るのにも時間が掛かっているのだから、作っている時間分の給料は必用です。
3番目に必要なのがアイデア料です。ハンドメイド作品は、作者のアイデアを考えて作っています。アイデアを考えるのに時間を使い試作を繰り返しているので、アイデア料も必用です。
4番目に必要なのが梱包代です。ネットでハンドメイドを買うときは郵送するために梱包をするので、梱包代が必要です。
5番目に必要なのが送料又は出店料です。送料無料での発送の場合は送料も商品代金にしっかりと計算しておかないと、発送時に思ったより高かったということになってしまう可能性があります。
ハンドメイドサイトminneが販売価格のつけ方を説明しているページがあります。参考になるので、値段につけ方に迷っている方は読んでみてください。
ちょうどいい販売価格のつけ方|minne(ミンネ)
計算を合計すると...
販売しているものによって値段の合計が違ってくるので合計で何円ぐらいが妥当だ!とは言えません。
ですが、合計するとそれなりの値段にはなるはずです。少なくとも原価だけの値段にはならないし、ハンドメイド作家さんたちが提示している値段以下にもならないです。
つまり、原価+αで少しだけ値段をプラスして販売してほしいというのは無理があるということです。また、その値段で販売するのは無理があるということです。
ハンドメイドは趣味だから、少しだけでも趣味の足しになれば良いという考えはおかしいです。
実際に私がどれくらいで売るかを計算する方法を書いている中で思ったことは、ハンドメイドも大変だなぁということです。
時間をかけて作った、アイデアを考えて作った、そういう値段がハンドメイド商品には含まれていると考えると、ハンドメイド作家さんたちが提示している値段は払う必要のある妥当な値段です。