移動手段として便利な、電動アシスト自転車と電動バイク(原付)を比較してみました。

電動アシスト自転車の販売台数が増えています。街中でも電動アシスト自転車を見かけるようになりました。

それに比べて原動機付自転車の販売台数が低迷しています。

原付はガソリン車が主流ですが電力で走る原付も登場しているのに、なぜか低迷しています。

そこで今回は、電動アシスト自転車と電動バイク（原付）を比較してみたいと思います。

運転免許

電動アシスト自転車：不要です。

運転免許がなくても、運転することができます。

運転免許が不要なのは、電動アシスト自転車であって、電動自転車ではありません。電動自転車は免許が必要なので気を付けてください。

電動バイク（原付）：必要です。

原付免許が必要です。免許を持っていない場合は、免許センターで必ず取得してから運転してください。

ナンバープレート

電動アシスト自転車：不要です。

電動バイク（原付）：必要です。

原付を購入すると、販売店の方が代理で取り付けてくれます。自分で取りつける場合は、役所で貰うことができます。

自賠責保険の加入義務

電動アシスト自転車：加入義務はありません。

電動バイク（原付）：加入義務があります。

加入していない原付は、公道を走ってはいけないことになっています。

保険

電動アシスト自転車：自転車保険の加入は義務化されている自治体があります。

お住いの自治体で確認してください。もし、加入義務のある自治体に住んでいる方は、加入してください。

加入義務のない自治体に住んでいても、加入することをお勧めします。もしものことがあったときに、加入していないと大変な目にあいます。

電動バイク（原付）：任意保険が存在するが義務化されていません。

加入は自己判断でお願いします。しかし、加入しておいた方が良いです。車を所有していて、任意保険に入っている場合は特約で原付の保険を付けることができます。

税金

電動アシスト自転車：ありません。

電動バイク（原付）：あります。

原付の場合は、税金が安いです。払える金額のはずなので、必ず払ってください。

制限速度

電動アシスト自転車：ありません。

ただし、補助速度範囲は24km/h未満です。それ以上は、アシスト補助をしてもらえないので、自分の足でこぐことになります。

電動バイク（原付）：30km/hです。

それ以上はスピード違反になります。

走行可能道路

電動アシスト自転車：車道の左端・自転車道・自転車歩行者道を走れます。

しかし、自転車歩行者道は歩行者優先になります。また、歩道は規制されているところとされていないところがあるので、気を付けてください。

電動バイク（原付）：車道の左端です。

ですが、経験では車道の左端に寄りすぎると危険です。中央は走ってはいけないのですが、白線の上を走るのは危険です。

二段階右折

電動アシスト自転車：必ず二段階右折をする必要があります。

電動バイク（原付）：交通整理（信号機のある交差点・手信号が行われている交差点）が行われている交差点で以下の条件を満たす場合は二段階右折の必要があります。

①片側三車線の道路（交差点直前で右折専用車線、左折専用車線が枝分かれし車線が片側3車線以上になった場合も含む）

ただし、二段階右折禁止の標識がある場合は二段階右折をしてはいけないので、看板をよく見ておいてください。

この看板を見落としてしまうと、しなくても良いところで二段階右折をすることになり、かえって危険です。

②二段階右折の標識がある道路

片側三車線未満でも、二段階右折の標識があるところでは二段階右折をしなければいけません。

乗車定員

電動アシスト自転車：基本1人、自治体により幼児座席がある場合にのみ幼児を乗せることが許可されている場合がある。

お住いで自治体に確認してください。自治体によって違います。

電動バイク（原付）：1人、幼児であっても絶対に乗せてはいけません。

2人乗りは危険です。絶対にしてはいけないです。

おわりに

電動アシスト自転車には電動アシスト自転車の、電動バイク（原付）には電動バイク（原付）の魅力があります。

どちらも便利で、どちらも魅力的です。

いざ乗ってみないと、感じない魅力もたくさんあると思います。

まわりの意見に振り回されずに、自分の意見でどちらに乗りたいか、どちらの方が便利かを考えてみましょう。